「孫が小学校に入ったら」、「孫が中学に進学した時に」など親族のライフイベントに合わせて、財産を少しづつ分けてあげたいという想いを家族信託が確実に実現してくれます。
本人はライフイベントに合わせてお金をあげたいと思っていても、認知症などで判断能力が低下してしまうと実行できなくなる事があります。
判断能力が低下した場合、成年後見制度を利用する事も考えられますが、成年後見制度の場合、原則として本人に経済的損失を与えてしまう贈与は認められません。
判断能力を失う前に贈与したいという意思があったとしてもできなくなってしまう事になります。
家族信託の場合、受託者に財産を託す事になりますので、本人の判断能力に関係なく、自分が元気なうちに指示した贈与を実行する事ができます。
このように家族信託は親族への想いを確実に実行する事ができるといえるでしょう。